なるものが、私の家の近くにはあるようです。
なんでも、市民の皆様の不要になった物を集め、必要とする人へと渡すことの仲介作業的なことを主にしているらしく、もちろん公的施設なのでその他にも色々イベントとか開いてるらしいんですが、私に関係している範囲として理解する限りでは、どうやら年中開いてるバザーのようなもののようです。
それぞれの物品には、持ってきた人が適当な値段を付けて二週間ほど置いていくのですが、その値段がまあ実に、安い。
目的が「売りたい」ではなく「処分したい」なのだからまあ当然でしょう。需要があるかないかもよくわからない代物を置いておいて、それで売れればいいものの、売れなければ二週間後には手元に戻ってきてしまう。そういうシビアなシステムを取っている以上、金銭的な面での期待は、新古書店に漫画本を売るのとそう変わらないレベルです。だったら処分したい持ち主は、捨てるよりマシくらいの値段で置くのが自然な発想なわけで、従って自ずから値段も安くなる。
でまあ、何でそんな話をするかと言うと、何でもかんでもやけにやたらに安いもんだから、私も案外そのリサイクルプラザというところによく行っているわけで、今日も行ってきました、とそういう話をするんですね。
何が欲しいから行く、というよりは何かいいのがあったら買う、くらいのスタンスなわけですが、さしあたって今日辺り買おうと思ったのは、実験用の白衣。
これは別段私が実験をするわけではなくて、世の中の塾では子供達のために実験の体験講座的なものを開いているところもあるわけで、我が塾もご多分に漏れずそれなわけで、そして私が今回その担当なわけで・・・
と、そう言う次第で、理科実験の小道具として、一つあった方が楽しいかな、と思ったわけです。
まあ何せ小道具なんで、値段が高ければ流石に買おうとも思いません。一着千何百円なんてふざけんなって感じです。
ところが、その値段が驚きの一着150円。何か金銭の神様が0を一つ打ち間違えた様な値段です。上手い棒15本買えない位の値段です。
そんな安価で手頃な小道具が買えるわけですから、これはもう買うしかない。こいつはラッキー、俺が先に見つけたんだ、もう誰にも渡さないぞ、返せと言っても聞かないからな、とまあそんな気分で喜び勇んでレジに持って行ったわけです。
なぜ、
この人は、
僕のことをじろじろ見るのでしょう
何故、
何度も
間違いないかと聞くのでしょう。
別に間違ってません。
私が欲しいのは実験用白衣であって、他の何者でもありません。
ついでに言えば私の服のサイズはMサイズな訳で、それで着れないなんて事はそうそうありません。もちろん白衣なんで特殊サイズということもちらりと考えますが、だとしても、別に困りはしません。所詮羽織物です。袖さえ通ればなんでもいいです。
と、いうことで、
失礼な人を尻目に無事白衣を買い終え、さっさと帰宅。戦利品を取り出し、無粋なフィルムを取り去り、今日の成果150円のその代物をしげしげ確認してやろうと広げたわけです。
全ての理由がわかりました。
どう見ても、
ナース服です。
OTL
おばちゃんのあの目が何を物語っていたのか、あの質問が何を気にかけていたのか、全て解ります。
「この男・・・女物のナース服で、一体何をする気なんだ?」
そういう目だったわけです。どう見ても変態です。
そういうわけで、今日の教訓。
物を買うときには、よく確かめてから買うようにしましょう。
うん、あまりにも当たり前。普通すぎて涙出る。
むしろ安物買いの銭失いの方が適切かもわからんね。全く。
でまあ、
その後、よくよく見てみたらナース服ではなく、パン屋さんの白衣であることがわかりました。
どちらにしても女物な訳で、袖を通そうにも肩が入りきらないわけで・・
結局、持っているだけ無意味なんで、妹にあげることにしました。
試しに着せてみたら、ぴったり似合いすぎてて、
自分の中で、何か、別の扉が開きそうになった。
なんだこの白衣は?
せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ
こうしてAskは妹萌えフラグをてにいれた
しかし今
社会道徳の放ったモンスターが
Askをqあwせdrftgyふじこlp;@:「!!!!11!111
という妄想が広がって、デス様自制した。